Vol.12 | @baraiはセガを助けるか? | 2000.10.17 | |
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今回はセガの新ソフト販売戦略「@barai」について書こうと思う。 まずはいきなり結論から。 大失敗するであろう! これは俺としてはかなり確信しているのだがとりあえず理由を挙げていくと・・・ 1.日本ではまだシェアウェアという考え方があまり根付いておらず抵抗感を持つ人が多い この@baraiはPCでいうところのシェアウェアに当たると思う。 まあ、試用版として少しやってみてから納得がいけばお金を払ってキーを取得して製品版同様に遊べるという物になっているがこれには問題点がいくつかある。 ・キーは本体に保存するので例えば2台所有している場合は特別な手続きをしない限り他の本体ではプレイできない。 ・キーを紛失(初期化してしまった場合など)した場合再取得に時間がかかる。 紛失は仕方ないにしても他の本体で遊べないのはかなり致命傷である。 少なからずとも日本では著作権法に対する考え方が甘すぎるため(外国がバカみたいに厳しいと思うのだが・・・)友人同士での貸し借りがごく日常的に行われている現状から考えるとわざわざこの@barai版を買う奴はいないと思う。 ただ、そのキーの価格が安ければそうでも無いと思うのだが・・・ そこで2つ目の問題点にいってみよう! 2.キーの取得料金が高すぎる! これがかなり問題。 例えばすでに発売中のエターナルアルカディアで考えてみよう。 @barai版エターナルアルカディア 1000円 製品版エターナルアルカディア 6800円 これは店頭での希望小売価格である。 では気になるエターナルアルカディアの@baraiキーの価格というと・・・ なんと 5000円! 頭がおかしい価格設定としか思えないのだが・・・ で、値段を足すと @barai 6000円 製品版 6800円 差額はたったの800円 普通に考えて店頭価格は新品でも1割引ぐらいされているので差額はもっと縮まる・・・ というかへたすりゃ割高になってしまうのだ! この2点だけでもおわかりいただけたと思うがはっきり言ってこんなのは絶対に成功しないのである! ゲーム雑誌等では広告主のセガに遠慮してこんな当たり前の事も書けずになっているのである。 読んだことないでしょ?ゲーム雑誌の@barai批判記事。 というわけで最後の一言 誰が考えても儲からないのはわかるでしょ? 今回の原稿、遅れてすまぬ(汗) |