ここでは放送終了した『古畑任三郎』についてかたります。

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第11回 「最も危険なゲーム(後編)」 1999.6.22 21:30-22:24
犯人役:江口洋介

しばらくお待ちください。


第10回 「最も危険なゲーム(前編)」 1999.6.15 21:00-21:54
犯人役:江口洋介

今回はなんと前、後編に分けて贈る古畑初の2話構成!
話の方は動物愛護団体で過激派の『SAZ』がメンバーの裏切りにより 警察に告発されそうになるところから始まる。
その男から組織の秘密がごっそり書いてある手帳を取り返そうとして男を殺害する。しかし、手帳の入っている鞄が電車の棚に置いてあったため遺失物保管所に格納されてしまう。当然取りに行くが手帳以外の中身がわからなかったため返してもらえない。本当ならそのままでもただ警察の遺失物係に行くだけなので関係なさそうだが鞄には「SAZ」のプレートが付いていたため公安に見つかったら一発でおしまいになる。そこで、架空の電車の乗っ取りを計画して鞄だけをとりかえそうとする。
しかし、その頃鉄道管理センターには古畑がいた。
そして、公安のふりをして鉄道管理センターに入った斎藤洋介が古畑に危険を感じて応援を手配し、江口洋介らがかけつける所でおしまい。
では、次回へ。


第9回 「追い詰められて」 1999.6.8 21:00-21:54
犯人役:玉置浩二

またまた今回も男女のもつれ。場所は飛行中の飛行機の中。正確にいうと殺人ではなく死体遺棄って所で、不倫相手ともみあってる最中に飛行機が乱気流に巻き込まれ頭を打ってしまう。しかし、妻と同乗していたため関係を知られるわけにはいかず知らないふりをしようとして、席に戻るがプリクラを化粧道具にいっぱい貼ってあったのを思い出し取りに戻るが取って出たところを少年に目撃されてしまう。そして、副パイロットになりかわって・・・
というのがストーリー。冒頭でまた、お葉書紹介があり「やりすぎだ!」という声に古畑は「なんでもありなんです。」
今回の話といい、本当に何でもありになってきている。
そして、西園寺君が活躍しすぎ。これでもかっ!ってぐらい活躍してます。


第8回 「完全すぎた殺人」 1999.6.1 21:00-21:54
犯人役:福山雅治

今回もやはり男女関係のもつれが原因。
最近、こんなのばっかしのような気がするが本当にそうである。殺害方法は爆弾を仕掛けた箱を渡し、被害者本人に自ら開けさせるというもの。けっこう細かい小細工がしかけられているように見えるが、結構、ボロも多い。
携帯から被害者宅へ地下鉄の違失物係を装って電話しているがこれでは電話の送信記録を調べられたら一発でアウトだ。
また、古畑が恋人の家には非通知では電話しないといっていたがあの電話にナンバーディスプレイが付いていたのだろうか?
あまりじっくりみていたわけではないので断言できないがなかったような気がする。
あら探しはこれぐらいにしておいてちょい役探索。
板尾さん。けっこう久しぶりにみたような気がする。まあ、他のドラマでもサラリーマン役とかをやっていたが本当に普通の人の役がよく似合う。
それにしても今回、旧姓向島君に今泉が古畑と西園寺の愚痴をこぼしていたシーンがあった。そういや昔こんなシーンが深夜にやっていたような・・・


第7回 「哀しき完全犯罪」 1999.5.25 21:00-21:54
犯人役:田中美佐子

今回の放送の見所はストーリーではなくなんといっても暗転のシーンだろう。
いきなりお葉書の紹介が!!!
古畑では前代未聞の事だが葉書の内容はよく視聴者やミステリーマニア の方々から来る内容みたいで「なぜ、古畑の回りで事件が起こるのか。そして、なんでそんなによくわかるんだ?」というもの。
これに対して古畑が返答しているがおそらく三谷さんからのメッセージだろう。確かにドラマなんであんまり追求するのはやめましょう。もともと古畑は犯人との駆け引きが売りものなんですからトリックについては少々大目に見ないと。
さて、事件の方はまたもつれです。今度は夫婦関係だったんですけど、あの男は殺されても仕方がないところでしょう。
私だったら絶対にもっと前に殺してますね。ハイ。


第6回 「絶対音感殺人事件」 1999.5.18 21:30-22:24
犯人役:市村正親

今回の放送は雑誌を読みながら見ていたのでいまいち覚えてない。その理由は役者さんにめちゃくちゃ失礼なのだがゲストに興味を持てなかった為である。
ストーリーにはいま話題(もう古いか?)の絶対音感が絡んできていた。これは時事ネタをよくとりあげる三谷さんらしいやりかただ。(今回のシリーズにLOVE LOVE あいしてるなどが登場)
まあ、灰皿で撲殺ってパターンもよくあるパターン。
それにしても3話連続で男女関係のもつれが犯行の動機になっている。そして、次回もそんな気が・・・


第5回 「再会」 1999.5.11 21:30-22:24
犯人役:津川雅彦

今回はなんと、殺人事件が起こる前に解決してしまう珍しいケース。
正確にいえば殺人にみせかけた自殺なのだが、このような話が前にあったような気がする。それは、小石川ちなみの事件(記念すべきパート1第1話)で、この時は逆に倉庫に閉じ込められた被害者が単なる事故にならないように自分の頭を堅いもので殴って殺人として捜査されるように仕組んだというもの。そのためか、この話はちなみと関係することが多い。
まず、ちなみがかっていた犬の万五郎を安斎が引き取ってたり、山奥での事件ということや、恋人(妻)の浮気が犯行の動機、そして、どっちも 物書きで編集者が関わっている等。
でも、こうやってかいてみると古畑シリーズの犯行の動機では浮気(不倫)が一番多いということがわかってきた。そして、出版関係が職業として多く、ほとんどの人が有名人。
で、次回はマエストロ(指揮者)。あとはどんな職業の人がでてくるのだろう?そろそろ構成作家や脚本家がでてきてもおかしくなさそうだけど・・・
最後に暗転のシーンで古畑が「今回の話は最終回のエピソードに・・・」と言っていたがもしかしてネタギレか?三谷さん!


第4回 「古畑、歯医者にいく」 1999.5.4 21:00-21:54
犯人役:大地真央

今回はサブタイトル通り歯医者が犯人です。
犯人はまず、被害者に歯の治療を施します。その時、麻酔をかけて切れる時間を予測し、アリバイをつくって医院を抜け出し男装をし、被害者が会社で痛み止めの薬をトイレに飲みに来たところを拳銃で殺害。そして、なにくわぬ顔で医院に戻る。
この時のアリバイは患者の顔にガーゼをかけて自分の顔が治療中に見れない事を利用して助手に治療させて、戻ってきたらそのまま交代してガーゼを取れば患者からのアリバイ証言が取れる。そして、助手には他の 患者を治療しているように思わせる。(ガーゼで顔が見れない。)これで 完璧だと思われたが、その患者が古畑だった。つまり、古畑がアリバイの証言者になってしまっているのである。
まあ、ストーリーはこんな感じで進んでいったのだが、最近の古畑では やたらと拳銃が犯行に使われている。(1、2、4話)
それにしても安西さんって誰?確か前回にも名前があがっていたような気が。そして、時間関係について。作者の三谷さんは事件を実際に起きた順番では書いていないのである。第2話では、犯人の由良が企画する ドラマの主役に香取君を使おうとしていた。で、今回は医者にSMAP を逮捕したのは自分だといっているので、正月の特番の「vs SMAP」の事件は由良の事件とこの事件との間であることが判明した。
まあ、このことについてもっと詳しいことが知りたい人は
[古畑任三郎研究会]の研究BBSへどうぞ。


第3回 「灰色の村」 1999.4.27 21:00-21:54
犯人役:松村達雄

今回はいつもとは趣向が変わっている。いつもは単独犯相手にやっているのに今回は村ぐるみの犯行だという点だ。
それにしても今泉君に春は来るのだろうか?
(すいません。今回は手を抜いてます。)


第2回 「その男、多忙につき」 1999.4.20 21:00-21:54
犯人役:真田広之

今回はメディアプランナーの犯行。取引会社の社長の都議会議員が契約をOKしないため、スキャンダルによる自殺と見せかけて殺害。まず、議員を自分が泊まっているホテルの同じ階に宿泊させておく。次にアリバイ工作の為に秘書に連絡させて、その内容を録音させるようにする。その時、部屋に来た電話を一回切って携帯電話で折り返し電話をする。そのまま電話をかけながら議員の部屋へ向かい議員を殺害する。そして、部屋に戻り故意に携帯を切って部屋の電話でまた電話をして会話を終了させる。これで、アリバイが成立したように思えたが・・・
というようなストーリーです。
今回はけっこう序盤からヒントが散りばめられてた。まず、最初の方のシーンでホテルのマークの真ん中に由良や、古畑が立っている。これは最後の謎ときにかかわってくる。
今回のチョイ役はあまり気づかなかったのでナシ。


第1回 「若旦那の犯罪」 1999.4.13 21:00-22:09
犯人役:市川染五郎

今回もおもしろかった。(毎週おんなじこといってそう)
ストーリーの方は人気楽語家が「ネタ」欲しさに兄弟子を殺してしまうというもので、けっこう手のこんだアリバイ工作をしている。兄弟子が真打ちになれなかったのを悔やんで自殺したようにみせかけたのだが、かなり仕組んであったにもかかわらず一つ気になる点がある。もし、万が一にも兄弟子が真打ちになったらどうしていたのだろう?ということだ。
事前に(ノートを盗む前)知っていたとは思えないからだ。それとも、よっぽど真打ちにはならないという自信があったのだろうか?
ストーリーの方はこれくらいにして、今回もチョイ役観察。
まず、科研の桑原君こと伊藤俊人さん。最初に古畑に出たのが第1シリーズの最終回。この時の出演がきっかけで第2シリーズ放送時、深夜にやってた「巡査・今泉慎太郎」にレギュラーとして出演していました。もちろん、他の三谷作品にもでています。
次にモロ師岡さん。気楽亭苦楽役。(殺された兄弟子)ラジオの時間でおなじみです。
そして、梅野秦靖さん。気楽亭有楽役で出演。三谷幸喜初のラブストーリーとなった、メリーゴーランドドラマ「今夜、宇宙の片隅で」の日本人キャスト4人のうちの1人。
それにしても、三谷さんは本当に当て書きがうまい人だと思う。よくあれほどイメージぴったりに書けるものだと感心してしまう。


スペシャル 「黒岩博士の恐怖」 1999.4.6 21:00-23:14
犯人役:緒方拳

待ちに待った第3シリーズがやってきた!
しかし、今回の放送はSPであり新シリーズは来週からの放送になる。
今回の放送はまず、古畑が復職するところからはじまった。正月のSPで初登場だった西園寺刑事が芳賀部長にいわれて古畑を迎えにいく。最初はどこか、薄暗い牢屋みたいなところだったので「なんでここに?」と思ったが、すぐに警察犬の育成所だってわかって納得した。この時、古畑が犬の名前をいっていたが、三谷さんは遊び心を忘れていませんでした。双葉ホウヨウ、シュンポウ堂など、過去に対決した犯人の名前をつけていました。
次に、黒ずくめのスーツ、セリーヌの30万円の自転車、そして忘れてはならない、今泉慎太郎が登場。やっぱりこの人がいないと話にならない。
事件の方はここには書ききれないので軽くちょい役の人をチェック。まず、洋服の仕立て屋に篠井英介。この人は最近よく、ドラマでみる機会が多いが、過去には「総理と呼ばないで」にも出演していた。
次に、栗田寛一。ルパンの声やものまねでおなじみの人だ。実は、ドラマ内で古畑の真似をしたかったらしいが、監督に止められたらしい。
あと、前回から登場した西園寺刑事役の石井正則。この人は、三谷さんがボキャ天にでたときにたまたま出演していて、そこで大抜擢された、アリtoキリギリスのかたわれ。
と、相変わらずの細かいキャスト配分でした。
今回も三谷さんの遊び心が見られてよかった。