t−fakaのザ・エキストラ

第2回

出演番組 『セミダブル』(フジテレビ系列)
放送日 99年6月23日 (第11話)
収録日 99年6月13日
収録時間 10時間
収録場所 法政大学 多摩キャンパス
出演者 稲森いずみ 中井貴一
大竹しのぶ 川岡大次郎
t-fakaの役 授業を聞く学生(他200人)

[収録エピソード]
今回もセミダブルの出演となったザ・エキストラ。
集合場所のJR高尾駅に着いたのが8時40分。
9時集合だったので駅前でぶらぶらしているといきなり人が集まりはじめたので、いってみるとやはり、フジテレビのスタッフがきていた。順番に並んで受付を済ますとバスで移動。バスには「フジテレビ様」と書かれていたので通りがかりの人たちの視線がこっちの方に向いていた。普通の路線バス2台にぎゅうぎゅうにつめられて向かった先は法政大学多摩キャンパス。

中にはいって座らされたのは入り口近くの教壇からは一番遠い席だった。はいるとすぐに撮影開始。とはいっても前の方だけだったので見てるだけ。シーンは神宮司(中井貴一)が講義の為に教室に入って来るところ。スタッフがけっこう細かい指示をだしていて教授に気づいたら驚いた表情をして席につくとか。前の方のカットが撮り終わると今度は教室全体をとる。ここで状況説明があった。
「このシーンは授業前の教室から始まり、神宮司が来るまでは楽しく周りとおしゃべり等を口ぱくでしてください。神宮司が入ってきたら席につき試験の準備をして・・・」
と相変わらずの細かい説明がはいる。そして、何人かには席に着いて話してるのではなく、ちょっと離れたところで女の子と話していたり、時間ギリギリに教室に入ってくる役などが決められた。私は何にも言われなかったので近くの人と私がしている時計がすごく高いという設定で口ぱくで話すことにした。
テストカットが始まる。すると、川岡大二郎も教室に入ってくる役でスタート位置がちょうど私が座ってる斜め後ろだった。
こいつは結構いろんなドラマ(月9に2本!)にでているがいまいちぱっとしない。べつにファンでもないからまあいいや。
そうこうしているうちに本番まで終了。別のところからのカットを撮影している時にいきなりセカンドADの久保田さんに周りの2人と一緒に呼ばれる。今度は逆側の席に移ることになった。
撮影途中に席換えとは。でも、前の席よりかは写りがよさそうだ。席につくといきなり演技指導が始まる。
「そこの男の人は前の女性と教科書を見ながらヤマをはってるふりをしてください。」
そして、すぐに本番。ここを適当に済ませて無事OKがでると昼食タイム。サンドイッチにドリンクだったが結構な量だった。

昼食が終わると番組プロデューサーの栗原さんからこのシーンの説明があった。
「このシーンは<--ネタばれになるためカット-->です。実はこのドラマは本来は今回の第11話が最終回なんです。このシーンが一番最後の予定でした。ドラマの名前も『セミダブル』ではなく、『ラストクラス(最後の授業)』になる予定でした。本来ならば最終回になるほどの重要なシーンですので、皆様のご協力お願い致します。」と、こんな内容だった気がする。
とにかく前回よりも重要なシーンらしいのでこっちにも気合いがはいる。
撮影の方もいよいよ講義のシーンになる。神宮司はしゃべりながら教室内を動くので結構写る確率は高い。もちろん、神宮司が話をしている時はその方向に向きながら話をきく。で、たまに中井さんと目が会う(たぶんこっちの思い込み)。
やはり今回も同じシーンを何回も聞くことになるのだがそのシーンが長く、約20分近くある。で、すごいのがそのシーンを中井さんは一度もつまらないで演じるのだ。渡る世間なみである。
まあ、最後の方は疲れも出てきてか2回ほどつまったりもしたが稲森と比べると差は歴然。しかも、歩きながら正確に台詞を話すのである。さすがは中井貴一。あっぱれじゃ。
その後もいろんなカットを撮り続けて、しばらくたったころ。
「どなたか、気分のわるくなった方はいませんか?」とスタッフが聞いたところ、中井さんが手をあげたのである。すっかりぐったりしていたエキストラ達に笑いが起こった。
まあ、かなり疲れてるんだろうと思う。なにしろくそ暑い中スーツ着ながら撮影をやっている。つくづく役者さんって大変なんだなあと思った。

「だるい・・・」そう思ったのは自分のところ以外の撮影が始まってから2時間たった時であった。大竹しのぶや川岡大二郎、稲森いずみの方を撮っていた。その後も自分のところにカメラが向くことがなく夜7時。撮影終了。
そこで、川岡以下3人がクランクアップとなった。
スタッフや中井、稲森から花束を送られる4人。こんな光景を生でみたのは生まれて初めてだった。
帰りのバスの説明も終り、さて帰るぞ!と思った時に待ったがかかった。まだ、取れてない音があるらしい。指示に従い音を出して本当に終了。

帰りに弁当と記念品をもらう。早くもらった人たちは前回とおなじ物をもらっていた。しかし、私の手に来たものはフジテレビの粗品のタオルだった。来た時から気になってはいたがどうやら、人数を間違えたらしい。


[撮影の感想]
結構中井さんをよくみれたし楽しめたんじゃないかなと思う。
しかし、前回よりも待遇がわるいような・・・


[放送の感想]
前回よりも減って背中しか写ってなかった。
それに3回ほど瞬間移動してたし。(途中で席移動したため)
次回に期待するぞー!


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